メリーのWEBマーケ日記

バイリンガルWEBマーケター

【マーケティング初心者】おすすめの入門書5選

マーケティング1年目もしくは、マーケティング職を目指す就活生にお勧めの「マーケティングフレームワーク」が学べる本を紹介します。

因みに私がお勧めするマーケティング本多読の手順は以下の図の通りです。

基礎として「マーケティングフレームワーク」及び「マーケティング各実務の基礎本」を人通り学んで、現場でも経験を積んだあと、

2年目以降は各自専門の本を読んでいくのがお勧めです。各自専門は、例えば私の専門のwebマーケティングだと、SEO/ウェブ解析/SNSマーケetc...とかなり細かくなるので今回は割愛させて下さい。

マーケティングフレームワーク」と「実務基礎」を分けた理由は、

仕事で必要な手順を学ぶ「実務本」と、概念を学ぶ「フレームワーク本」を読む目的が異なると思ったからです。

 

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 目次

 

「デジタル時代の基礎知識『ブランディング』」

Point : ブランドアイデンティティと識別記号の関係性がよく分かるようになる。

なぜコカ・コーラのロゴを見て、「爽快な」という認識が消費者の頭の中で出来上がっていくのか。この本を読めば、それが理解できるようになる。

エビデンスの作り方も丁寧かつ網羅的に解説されている。「Suntoryの白州」=産地をエビデンスとして訴求した産地エビデンス、「MAZDAのアクティブテクノロジー」=技術エビデンス、「キリン のどごし<生>」=製法エビデンスばど、様々なパターンのエビデンスが紹介されている。

 

 「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門」

Point : P&Gマフィアの1人、森岡毅さんの著書。マーケティングのベーシックな打ち手を森岡さんがUSJをV字回復させた時の実例とともに解説している。

私の周りのマーケターは漏れなくこの本を読み、何らかの影響を受けている。非常に読みやすいにも関わらず、マーケティングの打ち手が充分に理解できるようになる。

 

 

 

 「1年で成果を出す P&G式10の習慣」

 Point : 元P&G出身者の本。P&Gらしく、「誰のためにマーケティングしているのか」を徹底的に説いている本。

マーケティング企画書の練り方、3C分析の仕方も丁寧に解説されている。

 

1年で成果を出す P&G式 10の習慣

1年で成果を出す P&G式 10の習慣

 

 

 

マーケティングゲーム」

Point : こちらもP&G出身者の本。コカ・コーラやディズニーでも働いていた著者がマーケティングを網羅的に説明した本。

ベネフィットとCompelling Reason(消費者がベネフィットを信じるに足る理由」の作り方の解説が秀逸。

また製品開発、価格からプロモーションまで4Pの手法を網羅的に解説している(4P全て丁寧に解説している本は珍しい気がする)。

私はこの本で学んだ「ナレッジマイニング」という手法をを就活の時に生かして、内定を取った。

 

マーケティングゲーム―世界的優良企業に学ぶ勝つための原則 (Best solution)

マーケティングゲーム―世界的優良企業に学ぶ勝つための原則 (Best solution)

 

 

「セールスライティング・ハンドブック 『売れる』コピーの書き方から仕事のとり方まで」

Point : マーケターに必要な「売るため」のコピーの書き方が体系的に学べます。4UやACCAといったフレームワークや、コピーを書くときのチェックポイントも豊富。またDM/ウェブ/販促といったマーケティングチャネルそれぞれの書き方が個々に説明されています。この一冊を読めば、消費者を引き付け、購買まで至る文章が書けるようになると思います。

セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで

セールスライティング・ハンドブック 「売れる」コピーの書き方から仕事のとり方まで

 

 

マーケティングフレームワーク本」を読むポイント

・各フレームワークの関係性 (STP/3C/4P)

・ベネフィット/エビデンスの作り方

・識別記号と知覚価値の関係性

・ベーシックな打ち手

を理解し、ケーススタディーとして実際のマーケティングを分析し、更には実務で使いこなせるようになると良いです。

この4冊を読んで実務を積めば、充分力は付くと思います。

そして、定期的に入門書を読み返し、フレームワークをトレースする作業は続けることをお勧めします。その位、これらの本で学ぶフレームワークはマーケターとしての大事な基礎力です。恐らく、優秀なマーケターの皆さんは、自然にいつもトレースを繰り返しているはずです。

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また、本末尾の用語集(Glossary)の単語を一つ一つ見ていくことで、専門用語に慣れ、早くマーケティングの考えに馴染むことができるので、Glossaryの活用も見落としがちですがお勧めです。

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※出典「デジタル時代の基礎知識 ブランディング

以上参考にして頂けると幸いです。

実務本や、各専門分野本の紹介はまた別の回でしたいと思います。